YF-29デュランダルバルキリー 機体解説
【SPEC】
設計・製造
新星インダストリー・マクロスフロンティア工廠、L.A.I(技術協力)
全長
18.73m
全幅
14.15m(主翼展開時)
全高
3.88m
空虚重量
11920kg(宇宙空間装備含まず)
機体設計最大荷重
32.5G
エンジン
主機(脚部):新星インダストリー/P&W/RR社製 FF-3001/FC1 ステージU熱核タービンエンジン×2
(宇宙空間最大推力 2105KN×2)
副機(主翼中間):新星インダストリー/L.A.I/RR社製 FF-3003J/FC1 ステージU熱核タービン・ラムジェット複合エンジン×2
(宇宙空間最大推力1470KN×2)
・大気圏内高速モード時はラムジェットモードに切り替えて推力増加可能。
大気内巡航最高速度
M5.5+(高度10000m、短時間ならM10以上が可能。それ以上の加速も可能だが、耐熱限界となる。)
【基本武装】
TW2-DE/M25
隠顕式連装MDEビーム砲×1
ビフォーズMBL-02S
マイクロミサイルランチャー(MDE弾頭対応)×12
(外翼エンジンポッドに各2基ずつ、コンフォーマル武装パックに各4機ずつ)
・マイクロミサイル最大搭載数:100発
ハワード/L.A.I社製
HPB-01A重量子ビームガンポッド×1
ラミントンES-25A
25mm機銃×2
追加重装甲大型シールド
【特殊兵装】
フォールドウェーブシステム
@熱核タービンエンジンの効率を高め、エンジンの設計強度限界ぎりぎりまでの推力を発生させる。
Aフォールドクォーツからのエネルギーで常時エネルギー転換装甲のフル稼働が可能になった。
Bフォールドウェーブの探知・増幅・解析を可能にした。
【機体解説】
YF-24エボリューションから発展し、対バジュラ用として極秘裏に開発された機体がYF-29である。
開発は兄弟機であるVF-25メサイア同様、L.A.I社、マクロスフロンティア船団などの技術者が中心となった。VF-25との最大の違いは、4基の大出力熱核タービンエンジンの搭載と、大推力による画期的な機動性能を持つ点にある。そのスペックを実現するための最重要パーツが「賢者の石」。
その正体は高純度のフォールド・クォーツで、精製は困難とされてきたが、バジュラの遺骸から入手に成功。無尽蔵のエネルギー供給を可能とするフォールド・ウェーブシステムという、革新的なデバイスが生まれ、YF-29はようやく完成に至った。
フォールド・ウェーブシステムは、フォールド・クォーツ4基によるオーバードライブシステムで、計4基のフォールド・ウェーブデバイスが装備されている。聖剣デュランダルの黄金の柄には4つの聖遺物が納められていたことにちなんで、それらのデバイスは「聖ペテロの歯」、「聖バジルの血」、「聖ドゥニの毛髪」、「聖母マリアの衣片」と呼ばれた。
一方、YF-29の特殊性を際立たせるのが対バジュラ性能である。フォールド・ウェーブによる逆探知や通信妨害のほか、特に重要とされたのがバジュラとのコミュニケーション。最前線にフォールドソングを届けるその性能は、対バジュラとの戦争終結に大きな役割を果たした。
参考文献:劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 OFFICIAL COMPLETE BOOK